【中評価】「愛嬌感じるキュートないちごのメロンパン」 「ゆるりむ」さんの「ヤマザキ　ザクチョコ　ストロベリー」についてのクチコミ・評価

愛嬌感じるキュートないちごのメロンパン
いつもよく行くスーパーの、休憩コーナー。
ふと見ると、スーツの男性が、とろけるような幸せな笑みを浮かべながら、やけにキュートなカラーの丸いものにかぶりついている様子。。。

。。。ん？
あれ？。。。なんか、既視感。。。

あ。。。。。。あー。。。！？
そうだ。
あの時の人だ。。。
（↑先月に見かけた、パ○コのいちごのホイップメロンパンのおじさまだった）

またしても、気になってしまい、彼が食べていたものと同じパンを、今月も購入してみました。

さて。開封します。
するとさっそく袋から、苺味のお菓子のような香りがふわんと。
取りだしてみると、表面がぱりっとした様子のふっくらドーム型のメロンパンが。
パステルピンクが少し白っぽくなったような色みで、なんとも可愛らしい様子。
その表面部のあちこちに、少し茶色みのある粒が埋まっているのが見えます。
そして、さらによくみると、ザラメも散りばめられているようです。
フィリングのない基本的なメロンパンのタイプにしては、やや軽めの様子なのは、ビス部（クッキー生地）がほどよく乾燥しているからでしょうか。

カットすると。
中のパン生地は、苺のシロップが配合されているのか、淡いくすみピンク色。
ほどよくきめが整うようですが、真ん中はしっとりめで、端の方へいくほど、少し乾きを感じるよう。
表面のビスは、底へ折りかえす縁の部分が、やや厚めになっているようで、全体的には、薄めにのっています。

では。食べていきます。
パンは、かすかに苺の風味を感じるひかえめな甘さ。口あたりは、基本的なメロンパンの生地のようです。
表面のビス生地は、苺ピューレのような、ほどよい甘ずっぱさ。縁のほうがしっとりほろっとクッキー感で、中央寄りにサクサクッした軽い歯ごたえです。
しかし、これも、ザラメの入り具合により、噛むとシャリサクの歯ごたえがランダムでやってくる様子。
そのビスの中には、苺クランチ（飴の小さな粒のようなカリカリしたもの）が入っていっているようですが、これが、きゅっと甘酸っぱい。
ビスに混ざり、大きさも色々で、サクッとした食感ですが、舌の奥の方が刺激されて、お口の中がじわっと潤うような、甘酸っぱさです。
そして、それらの上には、かなり薄っすらとかかった、白っぽく見える苺のチョココーティング。
存在感が薄くて、ほんのりかかっているくらいで、これは、いちごミルク的な味？なのかしら？という感じです。
このコーティングによって、ビス表面をパリッと保って強度を補強する事や、噛んだときの食感をアップ（ザクザク）させる事などの効果を期待したものなのかもしれませんが。
やはり、薄めにかかり過ぎて、その役割を充分には発揮できていない様子です。

サクほろビスの苺の甘酸っぱい味わいに、こっそりとコーティングの風味とちいさな食感が加わって、サックサクほろっと軽い食べ心地に。
それ加えて、クランチ周りの凹凸で少し厚めになったビスとコーティングが、やや歯ごたえを増して、ザクサクッくらいの食感が、時おり訪れます。
その部分を噛むごとに、ますます甘酸っぱくなり、パンの口あたりが、やさしく感じられるようです。
（↑口腔内の唾液量アップの効果か）
そして、噛んでいるうちに、不意に感じるザラメのカリッとした歯ごたえ。このザラメ部分もクランチと同様に、ビスとコーティングの相乗効果が発揮されている部分が、時おり、ザリッザク、という食感になっているようでした。

甘酸っぱいと言っても、レモンや梅干しほど酸味があるわけではないですが。
レモネードに通じる甘酸っぱさの度合いだと思います。
（↑あくまで、個人的な印象です）

ビスのインパクトが強くて、パンの存在感が薄れがちですが。
全体としての甘酸っぱさを、過剰になり過ぎないようにやわらげてくれているように感じました。

パッケージから感じる、
ザックザク、なんだよっ♡
というイメージ（↑個人的な感覚です）とは、少し異なりますが。
サクサクだけど、ザクッとしちゃったりもするよ☆
（↑あくまで、私的な感覚です）くらいの食感で、いろいろな要素があって、食べごたえはそんなにないように思えましたが、個人的に楽しめました。

もし、物足りないなー、と思う方は、
ジャムを添えて、さらにフレッシュに。
チョコ系のソースやトッピングを加えて、ア○ロ風味のお菓子風に。
ホイップやアイスと一緒に、デザート的に。
いろいろなアレンジで、お楽しみいただくと良いかと思います。

なんとも、愛嬌のある可愛らしいこのパンに、ほんのりと和んだ気持ちになりました。