【中評価】「日本人向けにしようと頑張った感じのザッハトルテ」 「ごま塩ぱっぱっ」さんの「セブン-イレブン　ウィーン発祥　ザッハトルテ」についてのクチコミ・評価

日本人向けにしようと頑張った感じのザッハトルテ
以前ウィーンで元祖ザッハトルテのカフェに行って食べました。
ドイツ語圏に行くとウィーン以外でもちょいちょい見るので、あちこち食べてみましたが、昔からあるケーキなので肥えた現代人の口には「そんなに言うほど？」と思ってしまうもの代表だと思います。
でもなぜだかまた頼んでしまう、不思議な魅力のあるケーキ。
今回たまたま立ち寄ったセブンで見つけて、またウィーンに行きたいなぁ、なんて思いながらつい手に取りました。

まず、見た目はとても美しいコーティング。
実際のザッハトルテはこんなパキっとしたチョコではなく、もうちょっと柔らかいです。フォークを入れた時に柔らかいスポンジとの相性が悪く、とても食べづらく感じました。
コンビニスイーツという事で、雑な扱いでもぐしゃっとならないようになのかな？

次に、アンズジャム。
もうちょっと酸味が欲しかったです。このケーキが甘すぎる！という口コミを見ますが、海外のケーキは基本激甘です！
なのでその辺むしろ忠実だなと思いましたが、その甘ったるさを引き締める役割のアンズジャムが甘いだけで弱く、とても残念。ただただ甘いケーキになっています。

そしてスポンジ。
これは日本仕様というか、ふんわりですね。ザッハトルテは基本ずっしりみっちり、下手するとぱさぱさです。
通常のショートケーキスポンジよりは頑張ってぼそっと感を出してると思いますが、日本でコンビニスイーツに落とし込むのにはこれがギリギリの粗さなのかなーって感じでした。惜しい。

とちょっと厳しいレビューですが、ウィーンに思いを馳せてまた買ってしまいそうな程度にはよくできていると思います。
コーヒーやお茶と一緒にいただくと甘さが緩和されて、これもまたヨーロッパっぽいおやつ時間に。
ちょっとした幸せでした。ありがとうセブンイレブン。