6
#深まりゆく秋
ブラジルのプリン? あの、いろんな意味でアツい国と、あまぁいプリンが結び付かない。ラグビー選手の手編みマフラーくらい違和感がある。
で、食べてみた。食感は、固いというより、もっちりしてる。ういろうくらいかな。ちなみに、ういろうって、漢字で「外郎」って書くんですね。なんか、アブナイ奴みたい。そのもっちりプリンがココア染み染みのスポンジに乗ってる。ただ、しっかりしがみついてるわけじゃないから、油断して食べるとはがれちゃう。まあ、別々に食べても美味しいけど。
で、調べてみた。ブラジルプリンは日本じゃ「プジン」として紹介されてる。正式な名前は、「プジン・ジ・レイチ・コンデンサード」。ブラジル北部でよく食べられてるお菓子だそうで、牛乳や生クリームの代わりに練乳、いわゆるコンデンスミルクを使っているのが大きな特徴だとか。ブラジルではお菓子のほか、いろんな食べ物にコンデンスミルクが使われていて、なんと90%以上の家庭が、年間6キロ以上も使っているという調査もある。日本じゃイチゴにかけるくらいで、この差にびっくり。でも初めからそうではなかったらしく、元々ポルトガルから伝わった時には生クリームを使ってて、後にネスレがこの国にコンデンスミルクを普及させてからは、「レイチ・モッサ」という商品で親しまれてるとか。ブラジルは暑いから、生クリームよりコンデンスミルクの方が使い勝手がいいんですね。そして本場のプジンは、でかいドーナツ型を切り分けて食べるそう。
ブラジルの有名な食べ物は、シュラスコにポン・デ・ケージョ。新たにこのプジンを知りました。セブンイレブンさんありがとう。