2 アルコールそのものを飲んでいる感覚
某家電量販店のお酒コーナーにて、ほかの商品と比べても格段に安かったので購入しました。帰宅後早速、ショットグラスにて試飲。何と言いますか、タイトル通り、ウイスキーというよりも、アルコールをそのまま飲んでいるような、そんな感覚に陥りました。やけに甘い香りがするのもどことなく違和感を感じます。
飲みながら頭をよぎり続ける、「安かろう悪かろう」だとか「安物買いの銭失い」だとか、あらゆる時代において数多の先人たちが踏みしめてきた格言が、悪酔いしそうな脳漿を刺激しながら飛び交います。
お店のポップやラベルにはハイボールにおすすめ、などと記載しておりましたので、そもそもストレートで飲むことを想定したクオリティのものではないということなのでしょうか。ただ、ハイボールとして飲んだり、カクテルの材料として消費するのも先方に勿体ない、また口に合わないからと捨ててしまうのは決して良くないことと思い、今後の自身への戒めもかねてストレートで飲み続けることに。
しかし、体の慣れというのは面白いもので、飲んでいくうちにこの味に慣れてきて、気がつけばなんだかんだと飲み乾してしまっていた自分がおりました