皆様ごきげんよう。菅目直衣、一筆啓上つかまつる。
謹賀新年、本年ももぐナビをなにとぞよろしくお願い申し上げる。
黒豆と栗をギリシャヨーグルトでさっぱりヘルシーアレンジ
さて堅苦しい挨拶は抜きにして、三が日も過ぎてほとんどの方は仕事始めとなっているかと思う。
まだ松の内とはいえだいぶ正月気分も抜けてきたところだが、少々食べ飽きたおせちがまだ残っていたりはしないだろうか?
特に黒豆や、栗のきんとんや甘露煮など甘い品は子供なら喜んで食べるだろうが、大人になった今ではちょっともてあまし気味になりがちだ。
そこで今回それらを使い、さっぱり食べられるスイーツを作ってみたいと思う。
鍵となる食材はギリシャ風ヨーグルト。いわゆる水切りヨーグルトだ。
豆大福? いえいえ黒豆ヨーグルト和え
ギリシャ風ヨーグルトの草分け。蜂蜜ソースつき
黒豆とあわせるのは森永乳業「濃密ギリシャヨーグルト PARTHENO はちみつ付」。
これはごく簡単、汁気を切った黒豆をヨーグルトで合えて形よく器に盛り、付属のはちみつソースをかけるだけ。
流れずにこんもり盛れる濃度の高さ
どうかすると豆大福に見えてしまうが、餅に見えるのはもったりしたギリシャヨーグルト。
ゼラチンなどで固めずとも流れてしまわず、こんもり盛れるほどの高い濃度になっている。
そして白黒のコントラストに蜂蜜がうっすら金色を添えて、品よく豪華さを演出できたと思うがどうだろうか。
栗渋皮煮がヨーグルトモンブランに
バニラが香る濃厚ギリシャヨーグルト
栗にあわせるのは明治「ブルガリア濃くておいしいヨーグルトバニラ」。
濃厚さを保ちつつ爽やかな酸味で甘すぎる味わいを緩和し、バニラで風味もアップさせるのが狙い。
おせちの栗はご家庭によってきんとんだったり甘露煮だったりいろいろあると思う。
我が家では自家製の渋皮煮を用いるので、今回もそれでやらせていただきたい。
裏ごしすると口当たりがよくなるが省いてもよい
きんとんであればペーストの部分を、甘露煮などなら手間だが潰してヨーグルトと練り合わせる。
包丁で粗く刻んで、スマホなど見ながら気長にやるといいだろう。
お持ちならすり鉢やフードプロセッサーを使えば早い。
今回は気張って裏ごしにしたものを用意した。
星型で絞り出したもの
混ぜる際は栗ペーストのほうにヨーグルトを少しずつ、様子を見ながら入れて伸ばすようにすると失敗しづらいはずだ。
程よい固さのクリームになったら形よく絞り出し、栗をトッピングして出来上がり。
星型口金の絞り袋なら100均でも扱っているし、もちろんあるならモンブラン口金を使えばもっとそれらしくなる。
試食
どちらがお好み?
まずは黒豆から食べてみる。
それ自体には甘味がつけられていないヨーグルトの爽やかな酸味が甘い黒豆と合わさって、程よい甘酸っぱさになった。
もったりした口当たりもちょうど黒豆と同じくらいでなじみがよい。
そして蜂蜜の香り、風味がスイーツ感を高めてくれている。
次はヨーグルトモンブランだが、ちょっとヨーグルト感が強いもののバニラの香る甘酸っぱい味わいは決して悪くない。
好みで濃度を調整すれば、香り高いさっぱりモンブランになるはずだ。
まとめ
ギリシャヨーグルトを使った黒豆・栗渋皮煮のアレンジ、いかがだっただろうか?
高い濃度と爽やかな酸味で甘すぎる栗・黒豆をさっぱりヘルシーに変身させたギリシャヨーグルトは、他にもアイディアしだいでさまざまな使い方があるだろう。
これを気にいろいろ試してもらえると存外の喜びである。
それではおせちも片付いた事だし、そろそろ本腰入れて今年の仕事に取り掛かりたい。