『沖縄まーさんメシ』の前濱瞳です。※「まーさんめし」とは綺麗になる秘密のつまった”美味しい”の料理のこと。
東京・自由が丘にて創業45年を超える沖縄料理の老舗『なんた浜』を経営する祖母の影響を受けた、食べてキレイになる沖縄まーさんメシの「美肌ゴーヤチャンプル」をご紹介します!
ビタミンたっぷりの「ゴーヤ」で夏バテ解消
まだまだ暑い日が続くなか、疲労が溜まった体にビタミンたっぷりのゴーヤとタンパク質豊富な豆腐と卵で、夏バテを解消しましょう。
美肌・疲労回復にうれしい栄養素がいっぱい
沖縄を代表する夏野菜であり、緑のカーテンと呼ばれ、中国では古くから薬用植物としても親しまれている“ゴーヤ”。その苦いイメージから食べず嫌いな人も多いですよね。しかし、ゴーヤは美容にとって重要な栄養素の宝庫だと知っていましたか?
(1)苦味の正体「モモルデシン」!
ゴーヤの苦味の元とも考えられているのが、苦み成分“モモルデシン”という栄養素。
フラボノイド系の成分であるモモデルシンは胃腸の粘膜を保護してくれる効果があり、胃が弱っている時などにも消化促進として助けてくれますよ。食欲を増進させる作用がありつつ、肝機能を高めて、血糖値を下げる効果が期待できます。100gあたり17kcalと抑えられながら、豊富な栄養を含んでいるのでダイエットの心強い味方になるでしょう。
(2)美肌作りに欠かせない「ビタミンC」が豊富
ゴーヤには美肌作りに欠かせない栄養素の一つ“ビタミンC”が100gあたり76mgほどと豊富に含まれています。
ビタミンCは組織を傷つける活性酸素の働きを抑え、シワ予防に効果的。また、メラニン色素を抑制することから肌のシミ予防と老化防止にも繋がります。
万能に見えるビタミンCの弱点は、熱を加えると壊れやすく、水に溶けやすいことにあります。しかし、ゴーヤに含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくいという点が最大の魅力です。よって沖縄料理の中でも様々なレシピに活躍している、ダイエット中でも綺麗に痩せたい人にとって人気の食材です。
(3)「β-カロテン」が若々しさをキープ
体内でビタミンAに変換される物質をプロビタミンAと言い、よく聞く“β-カロテン”はその一種です。
このβ-カロテンは体を酸化から守る抗酸化作用があるので、アンチエイジングにも効果が期待できます。体内では必要量に応じてビタミンAに変換され、ビタミンAとしても効果を発揮します。
またβ-カロテンは、油で調理すると吸収率を高めるという特性もあり、ゴーヤ特有の苦味をやわらげるためにも、油との相性はぴったり!効率良く栄養を吸収していくにはゴーヤを生かしたレシピが役立ちます。
ではレシピをご紹介します
☆沖縄まーさんメシ「ゴーヤチャンプルー」
材料(2人分)
- ゴーヤ 1/2本
- 木綿豆腐 1/2丁 (島豆腐を使うと本格的)
- 卵 1個
- 塩 ひとつまみ
- 島コショウ「ピィヤーシ」 少々 (なければ黒こしょう)
- サラダ油とごま油
- だしの素 小さじ1
- 醤油 小さじ2
1:フライパンを強火で熱し、サラダ油をひき、しっかり温まったところで木綿豆腐を入れます。形が崩れないように気をつけながら、木綿豆腐に焼き色がつくまで中火で炒め、お皿に取り出します。
2:同じフライパンにごま油を追加して、中火でゴーヤを炒めます。鮮やかな緑色になるまでしっかり炒めましょう。ゴーヤが程よい色になったタイミングで先ほど※写真は沖縄の食材“島豆腐”を使っていますが、家庭では木綿豆腐がオススメお皿に取り分けた木綿豆腐をフライパンに戻します。
3:ゴーヤと木綿豆腐の上から、卵1個を混ぜ絡めて炒めていきます。塩と黒こしょう、だしの素を加えて調味していきます。最後に醤油を、回しかけて完成です。
お好みでかつおぶしをまぶしても美味しいですよ!
☆沖縄のまーさん調味料
『竹富島名品 ピィヤーシ 30g』
竹の子食堂 石垣島 八重山 ヒハツ ピパーツ
ピィヤーシは香辛料の原料になるコショウ科の植物の実“ヒハツモドキ”を乾燥し、粉末にしたものです。石垣島では“ピパーツ”と呼ばれています。シナモンのような独特な風味があり、コショウとしてゴーヤチャンプルーにも相性が抜群ですよ。味にパンチが欲しくなったタイミングで、2振りほどふりかけると良いでしょう。
NHK『これがカラダの新常識 若さと美のヒミツ』でも紹介された、沖縄特産の島コショウ”ピパーツ(ヒハツ)”。ぜひお試してみてはいかがですか?