【利きチョコ!?】10年間で500種類! 世界各国のチョコレートをテイスティングした蒼井千恵さんにインタビュー!

公開日:2017/8/3

真ん中の黄色いのはイタリア・パルマの「バンキーニBANCHINI」。両端は〈カカオハンター〉小方真弓さんの業務用の板チョコ

なんと10年間で500種類! 国内外のメーカー、ショコラティエのチョコレートを食べたという、蒼井千恵(あおいちえ)さん。

チョコ好きが高じてメーカーさんやショコラティエさんから感想を求められるようにまでなり、利き酒師ならぬ”利きチョコ師”に。

なんとこの4月に自宅にはチョコレートテイスティング用に、40Lの大容量のワインセラーを買ったといいます。

そんな蒼井さんが独自に編み出した利きチョコ=チョコレートテイスティングの方法を教えていただきました。

利きチョコの手順は?

利きチョコに使用したのは、カカオハンター小方真弓さんのカカオ70%と64%の業務用チョコ。それをだいたい5ミリ割ります。それとお口直しのお水。

ではテイスティングの手順を説明します。

1,目を閉じます。

2,ゆっくり呼吸をしながら香りを嗅ぎます。

3,チョコレートを口に入れ、2から3回咀嚼します。

4,舌の上に乗せ、ゆっくりと溶け出すことを感じます。

5,ゆっくりと息を鼻から吸い込み、口に含ませ、鼻から出します。

6,目頭に近い部分で香りを感じるように意識を集中させます。

7,舌全体で味を味わいます。

8,残り香を感じます。

9,香りが無くなったらゆっくり目を開けます。

10,そのチョコレートの世界観に思いを馳せてください。

そこで感じたチョコレートを、絵画だったら?音楽だったら?小説だったら?
人だったらどのタイプ?

と、どんどんチョコレートを例えていくのが本当に楽しい、と蒼井さんは言います。

奥深いチョコレートテイスティングの世界!

実は、蒼井さんの本職は「着物ジュエリーデザイナー」。着物の発色を良くする特許技術を使用したアクセサリーを、成田空港などで販売しています。

こちらが蒼井さんの着物ジュエリー。ホームページはこちらhttp://aoijj.com/

蒼井さんがチョコレートテイスティングに出会ったのが2006年。『チョコレート・バイブル~人生を変える「一枚」を求めて』ドゥートレ・ルーセル,クロエ著がまさにタイトル通り蒼井さんの人生を変えたといいます。

以下、蒼井さんの言葉です!

そこではワインのようにチョコレートをゆっくり味わい、思いを巡らせるという新しい世界が広がっていました。
『私もやりたい!!』と早速実施

今までと全く違った味わいが口に広がるではありませんか!!
このチョコレートはこんな味を秘めていたなんて!!!!

と衝撃!
ディープインパクトです!

そしてテイスティングに慣れた頃
当時日本で発信しだしたばかりのTwitterでその感想をアップし始めたのでした。

 

その当時のツイッター。※現在は閉鎖しています。

Twitterを始めた時私は出産したばかり、

子供が起き出す前の朝3時から5時までの間が

私の唯一のチョコレートタイムでした。

そしてその時間はちょうどパティシエさんが起き出す時間。
なのでタイミングよく私のツイートがパティシエさんに伝わりやすいサイクルで回るのでした。

こうして国内外のショコラティエさんたちとつながり、利きチョコを依頼されるほどになったということです。

イタリアの老舗ショコラ「カファレル」

チョコレートの魅力にはまってから、本職であるジュエリーの仕事も順調になったといいます。

蒼井さんがチョコの魅力にはまったキッカケとなったのは、イタリア・トリノの老舗チョコレートブランド・カファレル。

私が衝撃を受けたのはジャンドゥーヤ ビター。

イタリアに代表されるヘーゼルナッツのペーストにカカオを混ぜた柔らかいチョコレートです。

カファレルは1865年にジャンドゥーヤを作り出した老舗ショコラティエ。

その衝撃的なまでの口どけと、ヘーゼルナッツの優しい味わいに包まれる感覚を是非味わってみてください!

 

蒼井さんのブログ「lovechocolate」よりhttps://lovechocolate.blog/

現在ではカファレルは東京駅のグランスタで購入できます。

みなさんも一度、蒼井さんのテイスティング方法で、お気に入りのチョコレートを利きチョコしてみませんか?

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