電子レンジやフライパンで調理OK!自宅やオフィスで本格的な味が楽しめる冷凍チャーハン。
近年はたくさんの種類が発売されていますが、どんな特徴があるのでしょうか?
今回はスーパーやコンビニで買える『冷凍チャーハン』12種類を徹底調査!
「旨みの濃さ」と「パラパラ度」で食べ比べてみました。
1.セブン-イレブン『炒め油香るチャーハン(カップ)』
旨みの濃さ:★★★★☆
パラパラ度:★★★★★
「セブン‐イレブン」と「味の素」が共同開発した、カップタイプのチャーハン。お皿は不要で、いつでもどこでも食べられます。
そのまま電子レンジで温めたのち、軽く混ぜれば出来上がりです。
ラードとごま油をダブル使いしているため、香りが抜群に良い!家で作るチャーハンとはひと味違うことがすぐに伝わります。
お米のパラパラ感も強く、お米の一粒ずつに旨みがしっかり。卵やチャーシューはしっとりやわらかな仕上がりです。
コショウなどのスパイス感はそれほど感じないシンプルな味わい。お子さんからご年配の方まで受け入れられそうです。
2.セブン-イレブン「直火炒め極上炒飯」
旨みの濃さ:★★☆☆☆
パラパラ度:★★★★☆
先ほどと同じセブン‐イレブンでも、こちらは袋タイプのチャーハン。「ニチレイフーズ」との共同開発品です。
濃い目の色合いですが、味は意外にあっさり。醤油ベースで和風寄りのチャーハンといった印象です。
お米は一粒ずつがほぐれるほどパラパラ加減も強め。
卵は固めな仕上がりで、焼き目がつくほどしっかりと炒めているようです。チャーシューの香ばしさが利いています。
3.ファミリーマート「お母さん食堂 パラッと炒めチャーハン」
旨みの濃さ:★★★★★
パラパラ度:★★☆☆☆
「ファミリーマート」と「ニチレイフーズ」の共同開発商品。
これまでのチャーハンよりもしっとり。パラパラ感よりもふっくらとしたお米の食感が伝わります。
卵など、具は全体的に小さめ。スプーンひとすくいですべての具材が盛れる感じです。
香ばしいネギの香りが漂うなか、ひと口食べると焼豚の旨みがよく利いています。
よりパラパラ感を求める場合は、電子レンジよりフライパン調理がおすすめかもしれません。
4.ローソンセレクト「炒めネギとXO醤の旨み 高温でパラッと炒めた五目炒飯」
旨みの濃さ:★★★★★
パラパラ度:★☆☆☆☆
卵、ネギ、焼豚、タケノコ、シイタケと5種類の具材がたっぷり入っている、ローソンセレクトのチャーハン。
製造元は「テーブルマーク」です。
パラパラ感は弱く、かなりしっとりしたチャーハンです。
原材料にほたてパウダーが入っているのが特徴的。焼豚だけでなく魚介の旨みもお米にしっかり伝わっています。
具材の豊富さが味の奥行きを生み出しているため、複雑な味わいが楽しめます。
5.セブン-イレブン「すみれ チャーハン」
旨みの濃さ:★★★☆☆
パラパラ度:★★☆☆☆
札幌の超有名ラーメン店「すみれ」のチャーハンを再現した本品。製造元は「ニチレイフーズ」。
炊きたてごはんをラードでさっと炒めており、しっとりタイプの仕上がりです。
ネギの代わりに青味としてグリーンピースがアクセントになっています。
食べると、香ばしい焦がししょうゆが口の中に広がり、後味はコショウの爽快感。
味染みの良い焼豚は噛むほどに旨みが増します。シンプルでずっと飽きずに食べられる美味しさですね。
6.ニチレイ「具材たっぷり 五目炒飯」
旨みの濃さ:★★★☆☆
パラパラ度:★★☆☆☆
今回の食べ比べで最多!7種類の具材を使用している「ニチレイ 具材たっぷり 五目炒飯」。
ネギ、卵、焼豚、ニンジン、タケノコ、シイタケ、キクラゲが入っており、さらに現在具材量10%増量中です。
お米の粒が大きめ。しっとりしていますが、一粒ずつの食感がしっかりわかります。
具材はアクセントとしてだけでなく、味や食感も楽しみに。
とくにタケノコのシャリシャリとした食感がクセになります♪焼豚はゴロゴロと大きめ。食べ応えを求める方におすすめです!
7.ニチレイ「本格炒め炒飯」
旨みの濃さ:★★★★☆
パラパラ度:★★★☆☆
冷凍調理・炒飯カテゴリーの販売で18年連続売上No.1を誇る「ニチレイ 本格炒め炒飯」。
先ほどご紹介した「具材たっぷり 五目炒飯」よりも具材はシンプルですが、こちらのほうが香ばしさは強め。
自社製の焦がしネギ油を隠し味に使用しているだけでなく、中華料理屋のテクニックである「鍋肌しょうゆ」を再現し、風味アップを工夫しています。
また、こちらの方が「具材たっぷり 五目炒飯」より、お米のパラパラ感あり。
粒ひとつひとつがしっかりとコーティングされているように感じられ、より本格的な味わいが楽しめます。
8.マルハ「あおり炒めの焼豚炒飯」
旨みの濃さ:★★★★★
パラパラ度:★★★☆☆
赤坂璃宮のオーナー、譚彦彬シェフ直伝の「あおり炒め製法」を用いた本品。
これまでの商品よりも“焼豚”感が非常に強く出ています。まさに名前の通り!
焼豚に独特の燻製風味があり、噛むたびにふわりと香るのがとても良いですね。
お米にも旨みがしっかりついて、食べ終わりの余韻が大きいのが魅力的。パラパラ感とふっくら感がどちらもバランスよく楽しめます。
卵は小さいもの、大きいものとバラバラですが、手作りの温かみのようなものも感じられました。
9.味の素「焦がしにんにくのマー油と葱油が香る ザ☆チャーハン」
旨みの濃さ:★★★★☆
パラパラ度:★★★★☆
焦がしにんにくのマー油と、葱油の香ばしさが食欲をそそる「ザ☆チャーハン」。
色は薄めの仕上がりで、チャーハンというよりガーリックピラフのような、ガツンとした香りと味が楽しめる品です。コショウがしっかり利いていてパンチあり!
お肉もゴロゴロとボリュームがあり、お米のパラパラ具合もちょうど良くあります。
この美味しさはやみつきになりそう。どっぷり浸りたい方、必食です!
10.トップバリュ「にんにく油とねぎ油 香味チャーハン」
旨みの濃さ:★★★★★
パラパラ度:★★★☆☆
イオンのプライベートブランド、トップバリュから発売の本品。名前の通り、香りがとても良いですね!
食べる前からニンニクとネギのダブル油の風味が漂い、食欲をかきたてます。
お米のパラパラ感は控えめで、しっとり感の方が強いですね。
焼豚の味もしっかりついています。豚骨ラーメンを思わせるような、クセになる深い味わい。
後味にコショウがピリッと舌を刺激。もうひと口…と食べたくなるようなチャーハンです。
11.ローソンセレクト「5種の具材を入れ ふっくらパラッと仕上げた」
旨みの濃さ:★★★☆☆
パラパラ度:★☆☆☆☆
ネギ、人参、タケノコ、卵、焼豚と、5種の具材をたっぷり使ったチャーハン。製造元は「ニチレイフーズ」です。
あっさりしていながらもタケノコと豚肉の味わいがよく出ていて、町中華のような親しみやすさがあります。
パラパラ感は少なめで、しっとりした仕上がり。
全体的に小さめの具材なので、色々な味をひと口で食べられるのも良いですね。
12.マルハニチロ「WILDish 焼豚五目炒飯」
旨みの濃さ:★☆☆☆☆
パラパラ度:★★★★★
お皿のいらない「スタンディングパッケージ」を使用した本品。
自宅でもオフィスでも、パッと食べたい時に調理できるのが気楽で良いですね。
こちらは中国醤油を使っています。たまり醤油のような独特の風味があり、中華屋さんで食べるような本格派な味わいです。
お米のパラパラ度も強め。タケノコ、シイタケなど野菜のカットは小さめですが、卵と焼豚は大きめ。
とくに卵は焼き目が強くつくほど高温で炒められていて、食べているあいだずっと香ばしさが楽しめます。
おすすめはコレ!
ひとくちに「冷凍チャーハン」と言っても、さまざまな特徴がありますね!
最後に、お好み別のおすすめをご紹介します!
パラッとほぐれるチャーハンが好きなら…
『セブン‐イレブン炒め油香るチャーハン』がおすすめ!
温めてから混ぜると空気が全体に行き渡り、パラパラ感がグッと出てきます。
しっとり系が好きなら…
『セブン-イレブンすみれ チャーハン』がイチオシ!
べたつかずふっくらとしたごはんと、シンプルで飽きない美味しさが楽しめます。
旨みの濃さを重視するなら…
これは正直、とても迷うのですが…強いて言うなら、『マルハニチロ あおり炒めの焼豚炒飯』、『マルハニチロ WILDish 焼豚五目炒飯』がおすすめ。
焼豚の燻味がクセになる「あおり炒め」と、こだわりの中国醤油を使い具材の旨みを引き出した「WILDish」。旨みと香りの良さの両方が楽しめます。
パラパラ&しっとりのバランスが良いのは…?
これはやはり、大ロングセラーの「ニチレイ『本格炒め炒飯』」を置いてほかにありません。
シンプルながらも、中華料理屋で食べるような本格的な味わい。家に常備しておきたくなるような安心感があります。
みなさんもぜひ、お好みのチャーハンを探してみてはいかがでしょうか?