洋菓子の本場と言えばやっぱりフランス。
フランスの焼き菓子の一つに、サヴァランというものがあります。
これは紅茶味や洋酒風味のシロップを染み込ませたブリオッシュ。
さらにクリームや果物などで飾り付けられています。
その名はフランスの有名な食通、ブリア=サヴァランにちなんだもの。
よく似たお菓子が、イタリアではババと呼ばれて親しまれています。
ローソン「サバラン風カップケーキ」
今回ご紹介するのはローソンから発売された、サヴァラン風のお菓子。
「サバラン風カップケーキ」です。
カスタードを重ね、ラム酒を染み込ませた生地。
トッピングのバニラクリームには、ブルボンバニラを使用しています。
まずは原材料を見ていきましょう。
最初に記載されているのは意外にもカスタードクリーム。
メレンゲミックスは生地のベースと思われます。
続いて乳等を主要原料とする食品。
クリーム、バニラペーストなどと合わせ、バニラクリームの原料となっています。
洋酒が使われている旨、注意書きも。
たっぷり絞られたバニラクリームには、渦巻くようなオフホワイト。
バニラシードの黒点もたっぷり混ぜ込まれていて、高い薫りを放っています。
その下にはカスタードの層、そしてカップの半分を占めるのはしっとりスポンジ層。
口に入れた瞬間、華やかなラムの香りが一気に広がります。
じゅわり甘いシロップをたっぷり吸った、粗目のスポンジ。
まろやかなカスタードとミルキーなクリームがとろりとそれを包み込んでいきます。
そして最後にふわり、甘くバニラの香り漂うおしゃれな大人のスイーツでした。
ラムに始まりバニラで終わる
見た目はどちらかというと地味な感じのこのスイーツ。
その真価は香りにあります。
口に入れた瞬間花開く、ラムの香りのあでやかなこと。
シロップをたっぷり含んだスポンジの甘さ、カスタードのまろやかさは言うまでもなし。
そして最後を締めくくる、バニラの甘く芳醇な香りには唸らされました。
気になったらぜひ、体験してみてくださいね!