相変わらず降ったりやんだりぐずついた日々、気がつくと四国では筍(たけのこ)が出回るようになっていた。
菜種梅雨(なたねづゆ)、催花雨(さいかう)と思っていたがどうやら筍梅雨(たけのこづゆ)となっていたようだ。
もともとはこの時期に吹く南風を表す漁師言葉だったようだが、なんだかこの天気にはぴったりのように思える。
オレンジ色が目にも鮮やかな「生グミ オレンジ&みかん」
とはいえやはり曇り空は気持ちも沈みがち。そんな折、雲間からのぞく太陽のようにフレッシュで鮮やかなスイーツ、「生グミ オレンジ&みかん」がローソンから発売された。
さて、“オレンジ&みかん”はフレーバーとして、“生”とはいったい? 生チョコのようにやわらかでとろけるような口当たりなのだろうか。
気がはやるところであるが、まずはいつものようにパッケージから見ていこう。
パッケージ
Uchi Café Sweetsのお決まり、濃淡二種のピンクのストライプ
マグのイラストと濃淡二種のピンクのストライプが目印、Uchi Café Sweetsシリーズのパッケージ。その中に見えるのはオレンジ色のグミ。2つ入っているということはオレンジ味とみかん味なのかもしれない。
取り出してみると
ピックには星型があしらわれていておしゃれ
透明のトレーに収められたグミには白い粉がまぶされている。これは砂糖ではなく酸味のパウダーだった。手を汚すことなく食べることができるよう、ピックをつけてあるのはうれしい心遣いだ。
しかしこうしてじかに見ても取り立てて2つのグミに違いは見られない。とすると単純にオレンジとみかんのブレンド果汁を使っているのか? ここでふと、グミの中に何かの影があることに気がついた。これは何だろう?
グミの中から現れたのは
真ん中で切ってみると、現れたのはグミより一段と濃いオレンジ。これは……みかんだ! みかん風味のグミとかソースとかではなく、フレッシュな果汁が詰まったみかんそのものが入っている!
果汁たっぷりのみかんがひとふさ封じ込まれていた
好奇心に逆らえず一粒口にしてみると、グミ自体は甘酸っぱいオレンジ味。そして歯を立てるとプチュッとつぶれ、中からみかんの果汁があふれ出してくる。たちまち口の中はソースやジャムでは味わえないさわやかな酸味と瑞々しさでいっぱいになった。
なるほどこれが“オレンジ&みかん”、そして“生”グミの正体だったのか。
おいしくて、おしい
もうひとつもぺろりと食べてつくづくおしいと思うのは、2つでは足りない!ということ。一粒はわりと大きめなものの、3つ、4つ、いや10個ほども食べて存分に味わいたかった。
買い占めては他のお客さんに迷惑がかかるだろうが、せめてもう一袋買っておかなかったのがつくづく悔やまれる。
そして、もしできたなら、たとえばぶどうやマンゴーなど他の果汁たっぷりのフルーツを使ったものも食べてみたい。今後の新商品に大いに期待したいものだ。
それではこの辺で筆を置かせてもらって、売り切れないうちにいくつか買ってこようと思う。友人たちに振舞って驚く顔が見てみたい。