疲れた身体に甘味を補給
ゴールデンウィークも終わり、あわただしくも平穏な日常が戻ってきた。しかしまだ少々休み疲れが尾をひいているのか、いまいち踏ん張りがきかない。
こんなときは甘い菓子パンでエネルギー補給するのが一番だ。
チーズは粉とゴーダの2種使用
そんなわけで手に取ったのがPascoの「北海道チーズメロンパン」。
堂々の注目ランキング1位(※2015/5/13時点)
もぐナビの菓子パン注目ランキングでも1位となっていたこのパン、以前より気になっていたものだ。
もとより甘いメロンパンに北海道産のチーズが練りこまれ、さらに北海道牛乳入りマーガリンもサンドしてある、甘さとコクの二重奏でこれは食べ応えがありそうだ――このときはそう思っていた。
ふわっとチーズが香るけれども
横にスライスされたパンの間にマーガリンがサンドしてある
袋を開けるとメロンパンの甘い香りが広がる、かと思いきやこれはチーズ、しかもピザやグラタンに使うような塩味のチーズの香りだ。
取り出してみても見た目は普通のメロンパン、しかし香りはチーズをトッピングした惣菜パンのようなのだ。
マーガリンも甘くない塩味のもの
一口かじってみると、甘味がないわけではないが結構塩気が利いている。よく見ると生地にはチーズの粒が練りこまれていた。これが塩気の素にちがいない。
サンドしてあるのもシュガーマーガリンではなくトーストに塗るような塩味のもので、てっきり甘いものとばかり思っていたところに意外な味わいがきて驚きを隠せない。これは姿こそメロンパンだがその実体はチーズパンと言うべきだろう。
トーストしてみた
染み込むマーガリン
惣菜系のチーズパンだというならトーストの一手だ。
焦げ目がつくくらいしっかりトーストしてやると、チーズの香ばしさが際立つとともに甘い香りもしてきた。かぶりつくと表面のビス生地はカリッとクッキーのようないい歯触りに、コクのある甘じょっぱい生地はふわっと軽くなっており、溶けて染み込んだマーガリンがひと噛みごとにじゅわっとあふれ出してきた。
暖めると甘味が立ってきて、一口に惣菜パンとも言えない味わいとなってまた驚きである。
2つの味わい
これはおもしろくもおいしい実に不思議なメロンパン。
温度によって味の感じ方が変わるのはよく知られたところだが、このパンは甘味と塩気が絶妙なバランスとなっていて、温度によって2つの味わいに変化するのだ。軽食としては常温で、おやつにするなら暖めて。
それではそろそろ不思議な味わいをカプチーノで〆て、もうひと頑張り――いや、ふた頑張りするとしよう。