皆様ごきげんよう。菅目直衣、一筆啓上つかまつる。
バレンタインを控え、コンビニやスーパーではチョコレートの特設売り場が用意され始めている。
そんな中チョコレート界の黒い稲妻、「ブラックサンダー」までもがそこに参戦してきた。
「ブラックサンダー」勝手に日米競演
しかもセブン-イレブンを舞台に、勝手に日米競演を繰り広げているという。
今回はその実態に迫ってみるとしよう。
和の風情漂う「きなこ」
「和のブラックサンダーきなこ」
まずは日本代表の1つ、「和のブラックサンダーきなこ」から見ていこう。
香ばしいきなこの香りが漂う
取り出してみると表面のチョコは無印に比べて少々明るめの色をしている。
香ばしい香りが漂うところから見て、きなこを混ぜているためだろう。
小さめの黄色い粒は大豆パフだろうか?
中は無印と同様にココアクッキーとハードビスケットが見えるほかに、小さく黄色い粒も入っている。これは大豆パフだろう。
食べてみるとザクザクとした歯触りとしっかりしたチョコの風味に、きなこのコクと香ばしさが加わってなんとも味わい深い。
原材料を見るときなこは丹波産の黒大豆を挽いたもの、なるほど香ばしくコクがあるはずだ。
ほかにも目立たぬ程度にほうじ茶エキスが使われており、和の風情を存分にかもし出している。
奥ゆかしく風味を添える和の心「黒糖」
「和のビッグサンダー黒糖」
続いて日本代表2番手、「和のビッグサンダー黒糖」。
チョコの中に秘められたクッキーは……
格子状に焼き上げられたクッキーに、板チョコと見まがうほどたっぷりとチョコを絡めたおなじみの姿。
しかしこれはそのクッキーに黒糖を用いて風味を高めている。
沖縄産黒糖がこのクッキーの色と風味の秘密
断面を見ると、キャラメルが詰まっているのかと思わせる濃い黄土色のクッキーが顔を出している。
食べてみると派手な主張こそないものの、濃厚なチョコの風味に沖縄産の黒糖を使ったクッキーが深みを添えている。
この控えめな奥ゆかしさはまさに和の心と言えるだろう。
金髪美女を従えた舶来の味「アメリカン」
「ブラックサンダーミニバーアメリカン」
そしてトリを勤めるのは今回のビッグゲスト、「ブラックサンダーミニバーアメリカン」。
“チェリーな雷神”の二つ名を持つ、アメリカンなチェリーパイ味だ。
大きなパッケージの中には、個包装されたミニバーが都合12本入っている。
なおこのパッケージには秘密があり、専用アプリ“aug!”をインストールしたスマートホンでロゴを読み込むと金髪美女軍団が現れる。
その後何が起こるかは、ぜひその目でご確認いただきたい。
表面はよりゴツゴツしている
さて話を戻して個包装からミニバーを取り出してみると、そこは名前の通り小さくかわいらしい姿。
しかしその香りは甘酸っぱさが入り混じり、表面はよりゴツゴツしている。
チョコに包まれているのはやはり普通のものとはちょっと違うようだ。
フィアンティーヌと呼ばれる薄焼き菓子やアーモンドプラリネ、もちろんチェリー果汁が入っている
断面には無印同様のココアクッキーやハードビスケットのほかに、黄土色の粒が見える。
原材料を見るとどうやらこれはアーモンドプラリネ、すなわちアーモンドとカラメルのペーストのようだ。
また見た目にはわからないが、フィアンティーヌと呼ばれるサクサクしたフランス風の薄焼き菓子や、もちろんチェリーの果汁も使われている。
実際食べてみても普通のものとは一味違う軽さのある歯触り、そしてほんのり酸味のある香りと味わいは特徴的。
さすがにチェリーパイにチョコレート味はしないであろうからその名には少々首をかしげるところだが、アメリカンと言うか異国風、舶来ものという感はある。
最後に
セブンを舞台に勝手に繰り広げられた日米競演、それぞれ持ち味が違えどなかなかにおいしいものばかり。
アメリカンには小粋な仕掛けもあって楽しめる。
いずれもセブン-イレブン限定、期間限定、数量限定であるため、味わってみたい向きは早めにセブンイレブンにお立ち寄りありたい。
それでは金髪美女軍団が呼んでいるのでそちらの相手をさせていただこう。なにやらご褒美があるようだ。