ハーゲンダッツ「ローズヒップ&ラズベリー」「ラベンダー&ブルーベリー」
2015年のハーゲンダッツといえば、なんといっても一時発売休止という事態にまでなった「華もち」!
手に入れるのに苦労した方も多いのではないでしょうか。
それに続けとばかりに打ち出した2016年の素材は、驚きの“ハーブ”でした。
香り高く、また心と身体に優しいとはいえハーブのアイスというとちょっと及び腰になるところ。
しかしそこで仲立ちとなるのが、それぞれと相性のよいフルーツの甘酸っぱさ。
今回は「ローズヒップ&ラズベリー」「ラベンダー&ブルーベリー」というベリー類との組み合わせになっているようです。
もちろんベースとなるのはハーゲンダッツならではの滑らかでコクのあるアイスですから、これはもう試さずにはいられません。
ということで発売日の今日(2月9日)、さっそく買って参りました!
春らしいピンクの淡く繊細な風味と、甘酸っぱい真っ赤な鮮烈さの対比。「ローズヒップ&ラズベリー」
「ローズヒップ&ラズベリー」
まず最初に「ローズヒップ&ラズベリー」から食べてみます。
“ローズヒップ”っていうのはいわゆるバラの実のことなんだとか。
赤い実にはビタミンCがたっぷり! 美容効果満点ですね。
赤い実つながりというわけでもないんでしょうがラズベリーとの組み合わせです。
ふわりと花のような香りが立ち上ります
フタを開けるとやはりローズヒップだけにバラ?でしょうか、花のような繊細な香りが立ち上りました。
パステルピンクのアイスには、渦を巻くように真っ赤なソースが混ぜ合わされています。
淡い味わいを鮮烈な甘酸っぱさが引き立てます
ひとさじすくってみるといっそうその赤が際立ちますね。
アイスのほうを食べてみると、コクはそのままにその色合いどおりの淡く繊細な風味。
そして真っ赤なソースはやはり見た目どおりの鮮烈なラズベリーの甘酸っぱさ。
優しい味のアイスに、ひとさじごとに違った割合で混ざりこむ強い味わいが最後まで飽きさせません。
その間じゅう漂う花の香りは、ちょっとこっ恥ずかしいですが春の訪れを感じさせてくれました。
フルーティーな酸味とミルキーなコクに、華やかな香りを添える「ラベンダー&ブルーベリー」
「ラベンダー&ブルーベリー」
続いては「ラベンダー&ブルーベリー」です。
こちらはもうどちらもおなじみの香り、おなじみのテイストですね。
ただこのふたつが合わさるといったいどうなるのか、それはまったく未知数です。
ラベンダーの香りがなんとも華やか
フタを開けるとこれはもう華やかにラベンダーが香ります。
一方でアイスはブルーベリーの紫色、表面上は目立ちませんが同じく渦を巻くようにブルーベリーソースが混ぜ込まれているようです。
ブルーベリーの酸味とアイスのコクがあいまって絶妙
こちらもすくってみると、ソースだけでなくブルーベリー自体がアイスに混ぜ込まれているのがわかります。
また断面にはソースがはっきり現れていますね。
口に運んでもブルーベリーの酸味が利いてます!
アイスのコクも深いので、ちょっとデザート系のクリームチーズのようでもありました。
果肉が混ぜ込まれているので、時おり種がプチッといってこれも楽しいです。
食べてる間もラベンダーはよく香りますが全然邪魔になることなく、アイスの味わいに香りの面から華やかさを添えてくれました。
相性のよい組み合わせを選んだ、と言うだけのことはあります。感服しました。
さすがはハーゲンダッツ、“乳製品”ではなく“クリーム”がベース
原材料のトップにあるのは“クリーム”、混じりけ無しの乳脂肪
フルーツやハーブの風味もさることながら、おいしさのベースはやはりアイスのミルキーなコク。
どちらも規格はアイス類の中で最も乳脂肪分が高い“アイスクリーム”ですが、同じアイスクリーム規格でもたいていは“生乳”や“乳製品”がメイン。
ところがさすがはハーゲンダッツ。
原材料の欄に最初に書いてあるもの、すなわち最も多く使われているのは“クリーム”。
混じりけ無しの乳脂肪がメインとなっています。
まさに“アイス・クリーム”、そこらのアイスとはコクの深さが違う、というわけです。
豊かな香りが加わった甘酸っぱいベリーのアイス、風味一段と奥深く
「ローズヒップ&ラズベリー」と「ラベンダー&ブルーベリー」、どちらもベリー系フルーツアイスとして十分以上のおいしさでした。
しかもそこに加わったハーブは相性バツグンで、豊かな香りがアイスの甘酸っぱい味わいとハーモニーを奏でて風味が一段と奥深くなったようです。
ハーブとアイス、香りと味わいのマリアージュは新しい発見でした。
「華もち」に負けず劣らず人気が出るかも?
気になった方は今のうち、発売休止になったりする前にぜひお試しあれ。