初めまして。新製品やリニューアルの文字に、ついついひかれてしまう県田勢です。気になった商品を、実食した後、できるだけ詳しく紹介していきたいと思います。
さる5月9日、日清食品が「日清焼そばU.F.O.極太豚ガリペッパー」(以下「豚ガリ」と表記)を発売した。
どこか似た雰囲気の2品
阪神タイガースカラーかも
日清食品の発表では、「ガツンと太い!」の文句とともに、以下の紹介文を掲載している。
「極太めん×ガッツリ系フレーバー」をコンセプトに、U.F.O. が更に極太めんへ進化。豚とにんにくのうまみが効いた醤油だれと、粗挽きブラックペッパーがクセになる味わい。具材はダイスミンチポークとキャベツ。
せっかくだから、比較対象があった方がよいと考え、エースコックの「JUNKFULL Wガーリック油そば」(以下「Wガリ」と表記)と一緒に購入。
こちらは2015年1月に同名商品を発売した後、今年の4月18日にガーリックチップを1.5倍にしたもの。
麺は130グラム。しょう油ダレの味付けにガーリックを強調している点も共通している。さらにパッケージも黄と黒が基調色のため、どこか似た雰囲気がある。
待ち時間の2分の差は麺の太さ
フタを開けると、こんな具合。
太さの違いが一目瞭然!
豚ガリは、フタの上にコショウの袋、中にしょう油ダレが入っている。Wガリは、中にしょう油ダレと、かやくが入っていた。
一目で分かるのが、豚ガリの麺の太さ!Wガリも通常のインスタント焼きそばとくらべて太めの麺だが、豚ガリはさらに太い!
お湯を入れて待つ時間は、Wガリは3分であるのに対し、豚ガリは5分となっている。2分の差があるのも納得だ。
出来上がりは、こうなった。
香りを届けられないのが残念
やはりここでも豚ガリの麺の太さが目立つ上、キャベツと肉にも存在感がある。Wガリはふんだんに振りかけられたゴマとガーリックチップ、そして輪切りトウガラシの赤が目を引く。
どちらもしょう油ダレながら、Wガリの麺にやや濃い色がついている。さて両者を食べくらべてみよう。
ニンニクとコショウの香り
まず豚ガリだが、鼻を近づけただけで、ニンニクとコショウの香りが強く嗅覚を刺激する。
大きめのキャベツがうれしい
「ガツンと太い!」の文句通りに、極太の麺は食べごたえ十分。シャキシャキした歯ごたえのキャベツもよい感じ。しかし相対的に、肉の存在感が薄くなっているように思えた。
一部では“謎肉”などと呼ばれているダイスミンチポークは、カップヌードルなどに入っている肉と同じくらいの大きさだが、極太の麺が強いため、それに埋もれてしまったかな、との感じだ。
ただそれを横に置いても食べごたえは十分だった。
ガーリックチップとゴマの歯ごたえ
そしてWガリ。
これでもか!というくらいのガーリックチップとゴマ
豚ガリ同様、こちらもガーリックを前面に押し出しているのだが、香りの点では豚ガリより弱いように感じた。ただしその分、口に入れた時の「あっ!ニンニクだ!」と思わせるインパクトは強い。
さらに、かやくにタップリはいっているガーリックチップとゴマの歯ごたえが抜群。食べていると、麺に絡んで自然に口の中に入ってくるため、プチプチというか、ツプツプというか、の歯ごたえが断続的に続く。
これがよい感じのアクセントになって、濃いめの味付けとともに、最後までおいしく食べることができた。
味付けのWガリ、食べごたえの豚ガリ
Wガリは、エースコック社の商品説明によると、麺自体にも味付けを行っているとあり、JUNKFULLの名にたがわず、濃い目の味わいが印象に残った。
一方、極太の麺に歯ごたえがあった分、食べごたえの点では豚ガリに軍配が上がる。大き目のシャキシャキキャベツも食べごたえアップに貢献しているのは言うまでもない。
さて皆さんなら、どちらを選ぶだろうか。