こんにちは。ソムリエ資格を持ち、年間200本以上ワインを飲んでいるワイントリップです。
寒くなってきて赤ワインが美味しい季節!この秋、セブンのプライベートブランドで人気のワイン「ヨセミテ赤」にゴールドラベルが登場しました。
セブンの大ヒット定番ワイン
「ヨセミテ赤」は、累計2000万本を突破しているセブンプレミアムの“モンスターワイン”。
750ml 615円(税込)なのに、フルーティーさとタンニン(渋み)のバランスが良くてコスパが高く、飲み疲れしない軽やかなワインです。
以前ご紹介した記事はこちら。
セブンのコスパ最強ワインはこれ!飲みやすいコッパーと王道ヨセミテ!
※「セブンプレミアム ヨセミテ・ロード カベルネ・ソーヴィニヨン 」から今年2017年に「セブンプレミアム ヨセミテ・ロード 赤」にリニューアルしています。
この定番人気の「ヨセミテ」に格上ワインが新登場!
セブンプレミアム ゴールド、ワインジャンル初となるゴールドラベル、「ヨセミテ金」です。
ブドウは産地限定、樽熟成のこだわり
「セブンゴールド ヨセミテ・ロード リミテッド・セレクション 赤 」。同じ「ヨセミテ」という名前ですが、ブドウの産地を限定。
海沿いの冷涼な気候で良いブドウができるため、高級ワイナリーが多いカリフォルニア州セントラルコースト産カルベネ・ソーヴィニヨンを使用しています。
低圧プレスでブドウの旨味を壊さず、オーク樽で6ヶ月熟成することで、味わいに深みを出しています。値段は、「こだわりの造り」ながら、750ml税込980円と千円を切る価格帯。
美味しさはどう違うんでしょうか?飲み比べてみます。
飲みやすくバランスが良い「ヨセミテ赤」
まず、「セブンプレミアム ヨセミテ・ロード 赤」を飲んでみます。
ラズベリーの甘さに胡椒のようなスパイシーな香り。
飲むと、フルーティーな軽い口当たりから、ジューシーな味わいになり、スルスル飲めます。
口に入れて少しすると、苺ジャムのような甘さが広がり、タンニン(渋み)も程よく感じられて、ワインの味を引き締めます。
「ミディアムボディ」と裏ラベルには書いてありますが、ライトボディ寄りでさらっと飲める、飲み心地のいいワイン。華やかな果実味とタンニンのバランスがとても良いです。
コンビニワインとは思えないエレガントな「ヨセミテ金」
次に、「セブンプレミアム ゴールド ヨセミテ・ロード リミテッド・セレクション」を飲んでみます。
ブルーベリーやカシスといった黒い果実と、樽熟成から来る甘いヴァニラの香りが、グラスに入れた瞬間から漂います。上質なワインの印象。
飲むと、「ヨセミテ赤」よりしっかりした果実感に、すーっと酸味が広がって、カベルネ・ソーヴィニヨンという品種特有の青っぽさと、樽のきいたタンニン(渋み)が味わいを引き締めます。
冷涼なセントラルコースト産のブドウに限定しているだけあって、全体的にきれいでエレガント。
「ヨセミテ赤」の親しみやすいコンセプトはそのまま、凝縮されたフルーティーさと味わい深いタンニンのきれいなバランスがグレードアップしています。
セブンで買ったと知らない家族に飲ませたら、ワインショップのワインと勘違いするくらい上品で完成度が高い味わいです。
それぞれの「ヨセミテ」に合う、おつまみ、お料理をセブンで選んでみました。
「ヨセミテ赤」に合わせるおつまみは?
「ヨセミテ赤」は250mlサイズ(278円税込)もあるので、軽いおつまみと合わせてもワンコイン約500円と、ちょい飲みに最適!
お惣菜ではなくスナックを合わせて、ちょっと変化をつけてみます。
ビールのおつまみ「クラッツ」もワインでオシャレに!
少しスパイシーな風味が「ヨセミテ赤」にあるので、胡椒がきいたおつまみを。
「グリコ クラッツ ペッパーベーコン」195円(税込)です。
黒胡椒の味わいとワインが合わさって美味しいです。
最初、ベーコンのお肉感がワインより勝つかなという感じですが、食べているうちにクリスピーな食感と「ヨセミテ赤」の軽さが合わさって、後を引く食べ合わせ。
食欲がない日はこれだけで済んじゃいそうな炭水化物(小麦)&ベーコンの満足感です。
「ヨセミテ金」に合わせるおつまみは?
「ヨセミテ金」はエレガントな酸味とコクのある深い味わいが特徴。
同じゴールドシリーズで、ビストロ風の味わいが評判の「金のハンバーグ」を合わせてみます。
「金の直火焼きハンバーグ」398円(税込)です。
セブンイレブンのハンバーグをとことん食べ比べてみた!全部で5種類!
しっかりしたお肉感とデミソースの「金のハンバーグ」
ビストロの本格的な味わいにこだわった金のハンバーグ。
デミグラスソースたっぷり。
玉ねぎと肉がぎっしり。
野菜と焼きチーズを添えてみました。
お肉もデミソースもワインでまろやかに
「金のハンバーグ」は、しっかりした肉の味わいと、こってりした脂身の旨味で、濃厚な食べ応え。
ライトな「ヨセミテ赤」だと、重めのハンバーグに負けてしまいますが、「ヨセミテ金」はジューシーでコクがあるので、お互いのボリュームがぴったり。
ワインのマリアージュ(相性)の喜ばしさが、口の中で感じられる組み合わせです。
まず、ハンバーグ自体のお肉のコクとワインのコクが合わさって、口の中で旨味が増します。
こだわりの牛の脂身も、ワインのしっかりした酸味が脂っぽさを切って、まろやかに。
そして、トマトや玉ねぎ、肉の脂身のこってり濃厚なデミグラスソースは、「ヨセミテ金」のしっかりジューシーな酸味と相性抜群。ワインがフルーティーなトマトの味わいをアップさせることで、濃厚さを抑えます。
適度に焦がしたようなソースの香ばしさと、ワインの樽熟成によるスモーキーさもマッチ。複雑な味わいを付け足します。
「金」と「赤」、それぞれのマリアージュは?
それぞれのワインに合う付け合わせ(マリアージュ)はこちら。
「ヨセミテ赤」は、お肉なら鶏肉、豚肉。野菜なら、茹でた菜っ葉などに。軽やかなので、焼き鳥やサクサクのフライドチキン、ポークソーセージ、菜っ葉のおひたしなどボイルする調理方法に合います。魚は白身魚など淡白な魚なら焼き魚に合いました。
サクサク感に合うので、スナックにも。
「ヨセミテ金」は、お肉は牛肉と相性いいです。カルビなど焼肉やビーフシチュー、煮込みも。豚肉ならトンカツなどボリュームのある料理に。野菜は玉ねぎのグリルやニンジン、レンコンなど根菜が合います。グリルなど野菜の味の濃さが増す調理方法と相性がいいです。魚はあまり合わなかったので、お肉がオススメ。
もちろんチーズやドライフルーツとも合うので、食後はちょっとしたおつまみで、二杯目を楽しんでください。
冷蔵庫で保管すれば、開けた後、一週間位は美味しく飲めます。毎日少しずつ飲んで、味わいの変化を楽しむのもおもしろいですよ。
冬に、エレガントな味わいの赤ワイン、ぜひ試してみてください。