“海苔(のり)佃煮”と言えば、たいていの人が桃屋の「ごはんですよ!」を思い出すのではないでしょうか?
じつは有名な「ごはんですよ!」のほかにも、「江戸むらさき」シリーズなど10種類が展開されているのをご存じでしょうか? 今回はこの10種類をすべて入手!実際に食べ比べてその味をお伝えしたいと思います。
みんなが知ってる! 定番の「ごはんですよ!」
まずはおなじみの江戸むらさき「ごはんですよ!」から。冷蔵庫に常備しているという方も多いのでは?
甘めの優しい味付けに、とろっとした食感。そして青海苔の濃い旨み。みんなが大好きないつもの味ですね!
海苔×しいたけでダブルの旨み! 「ごはんですよ! しいたけのり」
「ごはんですよ!」の中に、たっぷりのしいたけを加えたという「ごはんですよ! しいたけのり」。
定番のものより甘さは控えめに感じます。海苔だけでなく、しいたけの旨みも感じられ、さらに濃厚な味わいです。これはごはんが進みそう!
昆布の旨みも加えて深みのある甘さに。「あまいですよ!」
定番よりも甘口仕上げだという「あまいですよ!」。単に砂糖が多いだけのかな、と思ったのですが…?
確かに名前の通りなのですが、とっても上品で深みのある甘さに仕上がっています。原材料を見てみると、定番「ごはんですよ!」にはない昆布の旨みが加えられているからでした。ごはんだけでなく、味噌田楽のような使い方もアリですね!
元祖、桃屋の海苔佃煮 「江戸むらさき」
桃屋の海苔佃煮の元祖、「江戸むらさき」。なんと1950年から発売されているというから驚きです。緑のパッケージで、ちょっと小さめの90g。「ごはんですよ!」シリーズとは何が違うのでしょうか?
トロリとなめらかな「ごはんですよ!」に比べ、粘度の高さが特徴的。桃屋Webサイトで調べてみると、「江戸むらさき」は板海苔だけを使用しているので固形感があるそう。
醤油の風味が強く、しょっぱめの仕立てなので、ちょっとの量でごはんがどんどん進んじゃいます!
面白いビンのカタチ! 「江戸むらさき 特級」
茶壷をイメージしたというビン型の「江戸むらさき 特級」。青海苔と板海苔の両方を贅沢に使っているそう。
海苔の味がとても濃く、かつおだしがよく効いています!こちらは節の状態で仕入れたかつおを、自社工場で微粉末にしてから使用しているそう。ちなみに「江戸むらさき 特級」では、エキス類を一切使わず、昔ながらの製法で作っているそうです。かつおの旨みが詰まった、大人の味わいが楽しめます。
ふわっとやわらかい!「江戸むらさき 生のり」
こちらはシリーズで唯一、生のり100%を使用した「江戸むらさき 生のり」。
さすがは生海苔!ふわっとしていて、ごはんに溶けるようなやわらかさです。口当たりがよく、ごはんともよくなじみますね。
インパクト抜群! 「江戸むらさき 唐がらしのり」
青海苔に、複数の唐辛子を加えた「江戸むらさき 唐がらしのり」。唐辛子の熟成発酵も自社で行っているとのことで、力が入っています。
唐辛子はペースト状になっているそうで、口に入れた瞬間ピリッと辛みが来ました! そのあとに海苔の旨みもやってきます。パンチの効いた味わいですが、ごはんの甘みが引き立ちますね。「海苔佃煮って甘いから苦手…」という人にはぜひおすすめしたい一品です。
柚子の皮と果汁入り! 「江戸むらさき 柚子とうがらしのり」
唐辛子だけでなく、柚子も入っている「江戸むらさき 柚子とうがらしのり」。パッと見て、「ゆずこしょうを入れているのかな」と思ったのですが、そうではないようです。
柚子の良い香り~♪ 爽やかで、なんだかお餅でできた和菓子、柚餅子(ゆべし)を思い出します。柚子の香りが口から鼻に抜けると、あとからじわっと控えめな辛さがやってきます。
さっぱりと食べられる! 「江戸むらさき 梅ぼしのり」
青海苔の佃煮に、自社で漬け込んだ梅干しを加えた 「江戸むらさき 梅ぼしのり」。海苔も梅干しも、「ごはんのおとも」の鉄板ですよね!
柚子とはまた異なる、梅の爽やかさ!酸っぱすぎず、さっぱりとした甘めの味わいです。その理由は “梅酢”が入っているからなんですね。マイルドで昆布の旨みもあり、おにぎりの具にしたくなりました。
佃煮じゃない! 「角切りのり ごまラー油味」
私は初めてお目にかかります、「角切りのり ごまラー油味」。名前からしてごはんが進みそうですね!
佃煮とは違う見た目、本当に角切りです!ごま油の風味がよく、板海苔は昆布のようなぶ厚さで、食べごたえがありますね。しっかりとしたおかず感覚、炒め物の具材としても良さそうです。
番外編!お弁当には「ごはんですよ! ミニパック箱入り」
こちらは番外編! 定番「ごはんですよ!」に、こういったミニパックがあるのをご存じでしたか?1食分10gの使い切りパックが6本入っているんです。
味はおなじみの「ごはんですよ!」と同じ味。光も酸素も透過させない「ラミネートフィルム」を使っているので味が変わらないそう。これは便利ですよね!
ちなみに桃屋では、保存料や合成着色料を一切使用していないそう。未開封なら1年半~2年程度の賞味期間がありますが、開封後は2週間~1ヶ月ほどで食べきることを推奨しています。
ついつい冷蔵庫に入れっぱなしにしてしまいがちですが、早めに食べきるようにしたいですね。
まとめ
今回は“ごはんのおとも”の大定番、桃屋の海苔佃煮シリーズを10種類紹介しました! あなたはいくつ知っていましたか? 全部だったら「桃屋ツウ」と威張れるかも! 詳細が気になる方は、ぜひ桃屋のWebサイトをチェックしてみてくださいね。