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紫いもより甘さが目立つ
唐芋大好きな自分がファミマの陳列棚で発見後は気になりつつも日にちだけが過ぎていたが、クリスマス商品が続々と登場する中、秋限定のPOPが背中を押してやっと購入。
見た目は、ごくごく普通のどら焼き。封を開けると、どら焼き特有の甘い香りが広がるが紫いもの香りはあまり感じられず。ただただ甘い香りが印象に残る。
まずは一口。うん、生地はどら焼きのホロっとほどけるような柔らかさに、ちゃんとしっとり感もあり好印象。だが、甘さが目立つ。ガツンとくる甘さというより、こっくりとした重厚感を感じる。餡に到着すると、こちらの甘さもなかなか主張のある甘さが印象的。餡はこしてあるようだが、時折紫いもの粒も見られるので、芋の食感も楽しめる様に仕上げている様子。この芋の食感をあえて残している工夫は唐芋好きとしては嬉しい。が、この餡の甘さも生地とは少し違った印象を受ける。生地はこっくりと重厚感を感じるが、餡は前面に押し出される様な分かりやすい甘さが印象的である。正直、紫いもの雰囲気を感じる前に甘さが全面に目立ってしまいなかなか紫いもの感じを楽しめないのが、残念でならない。パッケージやPOPから紫いもの香りやほっくり感や素朴さが楽しめるのではと、期待が大きかっただけに落胆も大きいのが正直の感想である。
だが、紫いもに特にこだわりがなく普通にどら焼きが好きな方や、甘党の方には、十分に甘さを満たしてくれる商品になっているので、緑茶のお茶請けに良いのではないかなと思う。