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濃口醤油の黒
今回はニュータッチ凄麺の富山ブラックだ。富山は北アルプス北部の玄関口。立山や剱岳に登るとき何度か富山を訪れたが、富山ブラックを食べる機会がなかった。大好きな凄麺シリーズに富山ブラックがあると知り、食べてみたいとずっと思っていたところドンキで発見。さすがはドンキ。この富山ブラック、テレビ朝日の「ザワつく!金曜日」という番組で1位に輝いた実績をもつ。興味津々なのだ。フタには「AMAZING TOYAMA」と書いてある。ふざけてるのかと思ったら大間違い。市民の方々に富山市への愛着と誇りをもってもらうために富山市が取り組んでいるプロモーション活動の合言葉だという。その活動趣旨の賛同し、凄麺の開発チームが現地の醸造会社と共同開発したのがこの富山ブラックなのだ。素晴らしい話じゃないか。凄麺の開発チームに敬意を表しながら実食しよう。フタを開けた印象は普通のカップ麺だ。液体スープを入れるとスープが一気にブラックになる。イカスミでも入ってるのかと思うほど黒いが濃口醤油の黒らしい。最後に黒胡椒入りの魚粉スパイスを振りかける。黒に黒、もはやまっくろくろすけ状態だ。まずは麺をいただく。うんうん、凄麺は生麺に近い食感で美味しい。真っ黒なスープが絡んで黄色い麺が茶色になっている。すごいなこりゃ。この時点で覚悟したのだが、スープは案の定すんごく濃い。醤油を飲んでるかのような印象だ。それもそのはず、黒部ダム建設に携わる労働者の塩分補給として考案されたそうだ。しょうゆうことか、醤油だけに。こりゃまた失礼!関係者の方々による壮絶な苦労により黒部ダムや立山周辺の観光地が開発されたわけだ。こりゃ富山ブラックにも敬意を払わねばなるまい。ごちそうまでした!