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完成度の高いラーメン
基本的に何でも濃いめが好き。自分が濃いーからだろって?余計なお世話じゃ。例えばね、コーヒーは濃いめのブレンドがいいやね。エスプレッソも美味しい。アメリカンは飲まん。自販機でドリップコーヒーを買うときはね、濃くするボタンを押すわけ。もし薄いのが好みならお湯足して薄めればいいじゃん。量が増えるし。そのほうが得でしょ。最初から薄かったらどうしようもないよ。水分を蒸発させなきゃ濃くならんし。お湯にお金払うよりコーヒー豆にお金払いたいじゃん。ものすごい理屈でしょ。そんなわけでね、ラーメンは濃厚こってり系が好きなんよ。あっさり系はあんま興味なかったわけ。でもね、凄麺ご当地シリーズの喜多方ラーメンが美味しかったんよ。あっさりしてたのに。それで興味わいてきたわけ。コレ、ローソンから新発売されたチルド麺。坂内食堂監修の喜多方ラーメン。といっても以前からあった商品のリニューアル。肉盛とか味玉とかいろんなバリエーションがあったみたい。その頃に食べておけばよかった。まぁ気を取り直して実食すっぺ。レンチン5分、フタを開ける。なんとチャーシューが5枚。しかも肉厚。豪華。税込価格530円だけど、これなら許せる。しかもこの見た目、坂内食堂のメニューを忠実に再現してる。気合入ってるね。次に驚くのがスープ。透き通ってる。美しい。さっそくいただく。ズズズ… うん、あっさりしてるけど美味しい。薄味だけど薄っぺらくない。旨味とコクを感じる。豚骨ベースの塩味だと。醤油じゃないんだ。へー。粗挽き胡椒が付属してるんだけど、スープと相性バッチリなんよ。麺は平打ちの太麺。もちっとしてるけどコシはない。スープと一緒に温めるタイプに共通の課題やね。でもボリュームたっぷりだから満足感あるんよ。カップ麺には真似できない芸当だわいな。もひとつ真似できないのがチャーシュー。肉肉しくて美味しい。これが5枚もあるんよ。1枚しかないとさ、どのタイミングで食べるか迷うやん。最初に食べちゃったら後半で虚しい時間を過ごすことになるやね。子供じゃないんだから最後までとっとくのもないし。真ん中あたりでそろそろいかなーって食べるわけ。それがさ、5枚もあればさ、どこで食べるべきかなんて余計な心配いっさいないわけ。好きなよーに食べればいいんよ。これホントに贅沢な気分。あっさりスープのおかげでチャーシューの旨味をしっかり感じる。この商品、見た目といい透き通ったスープといい肉厚チャーシューといい、なかなか完成度が高いと思う。ごちそうさまでした!