4
予選通過(長文につきご注意ください)
今回いただくのは日清カップヌードルの新商品、濃厚クリーミークラムチャウダーなんよ。レギュラーサイズのダブルタブ。今回もフタとの真剣勝負なんよ。フッフッフ。今回はちゃんと作戦を用意してあるんよ。カップメシで学んだ技。名付けて「そんなに開けちゃっていいのひねり」え?何を開けちゃっていいのかって?フタよフタ。フタをベローンて9割くらい開けちゃうんよ。誰か見とったら思わず「えー!そんなに開けちゃっていいんですか?」て聞かれるっしょね。ダイジョービ、ダイジョービ。フタを開けると上向きに反るやん。ソレを逆向きにグイっと曲げるわけ。んでもってダブルタブにしっかり折り目をつけて止めるんよ。さぁこれで3分待つわいな〜。開けられるもんなら開けてみぃ〜。ところでコレ、ボストンの名物料理って書いてあるんよ。そうそう知っとるわいな。アメリカに住んでたときボストンに旅行しに行って食べたんよ。クラムチャウダー大好きやから。美味しかったわいなー。アメリカのレストランてさ、テーブルごとにスタッフがつくんよ。「こんにちは。わたしはジェニファーよ。このテーブルを担当するわ。よろしくね」みたいな感じで。日本みたいに近くにいるスタッフに声をかけて注文するんじゃなくて、ジェニファーが来るまで待たんといかんのよ。だもんで混雑してたら長い時間待つこともあるんよ。ジェニファーは他のテーブルも担当するから。まぁでもそんときは比較的空いてたもんですぐ注文とってくれたんよ。すばらく待つとジェニファーが満面の笑顔でクラムチャウダーを運んできたわけ。「さぁお待ちどうさまクラムチャウダーよ。お楽しみあれ」みたいな感じで、まるで自分が作ったかのように自信満々な雰囲気なわけ。なるほど名物だけあって美味しいんよ。夢中になって食べてるとジェニファーがやってきて「味はどう?」みたいなこと聞くんよ。何て言ってるかよう分からんけど。だからいちおう「オッケー」とか「グー」とか答えるわけ。ボストンのクラムチャウダーには2種類あるんよ。ニューイングランドタイプとマンハッタンタイプ。これは白いからニューイングランドやねなんて話しとったらジェニファーが来たんよ。それを聞こうかと思たらまた何か言うもんやから適当に「オッケー」って言うたらアンタ、「サンキュー」ちゅうて途中の皿を片付けてもうたわいな。どうやら「もう食べ終わった?」と聞かれたみたいなんよ。んで次の料理が出てきよったんよ。英語がわからんからってテキトーに返事したらアカンて、そんとき悟ったんよ。まぁそうやって失敗して学ぶんやけどね。んなこと思い出しとったらアンタ3分過ぎとったやんけー。んでフタはフタ?おっ!やったー!閉まったままやーん!ついに予選通過やね。次は決勝、シングルタブと勝負やん!では皆さん、ごきげんよう〜♪ じゃなかったやん。実食せな実食。早速いただきまひょか。まずはスープから。ズズズ... うんま♪ ちゃんとクラムチャウダーしとるわいな。貝の旨味がたっぷりなんよ。つぎ具材いこか。ポテトとベーコンとニンジンとインゲン。角切りポテトがホクホクしとるんよ。ベーコンもええ味だしとるわ。麺はフツーのヌードル麺。残念ながら貝そのものは入っとらんけど、あさり調味料が入っとるおかげで十分クラムチャウダーの雰囲気が出とるんよ。美味しかった。ごちそうさま。さて、決勝に備えるとするべ。