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廉価版シーフードヌードル
イオンのカップ麺コーナーでコレ見っけたんよ。いやそのカップ麺を買おうと思たワケじゃなくて、お肉のコーナーへ行ってレジに戻るときたまたまカップ麺のコーナーを通っただけなんよ。わざわざ避けて関係ない陳列棚の前を通るのも不自然やん。同じような話が誰にでもあるっしょ。ホレ。ちょっと遠回りになるかもしれんけど、子供のころから何度も通った道をあえて歩いてみるみたいな。ね。スーパーでいえばさ、海苔とか出汁とか並んでる陳列棚の前を通るとさ、知らん土地に来たような感じするワケよ。カップ麺のコーナーに来ればさ、おー以前に食べたあの商品まだおるやんとかさ、あれ?以前は目立たなかったこの商品が格上げされてええ場所に置かれとるやん、みたいな感じになってさ、まるで同窓会みたいな雰囲気になるんよ。居心地ええワケ。そんな場所で新参者に会ったら声をかけるっしょ。どっから来たのーみたいな。んでもって手にとりゃ買わなきゃ失礼ってもんやん。ね。そんな流れで買うたワケ。えらいイントロが長かったけんど、実食に進みまひょか。豚&鶏のコク、魚介の旨み、白湯シーフードヌードルやて。小袋はナシ。熱湯を注いで待つこと3分で出来上がり。ほないただきまひょ。まずはスープから。ズズズ... ふむ。シーフード味やね。本家ヌードルより薄味。麺は本家と同じヌードル麺。具材の種類は本家と同じやけど量は少なめ。それもそのはず。製造は明星だもんで。日清グループやん。原材料を共同調達して具材を減らしてコストダウンしとるんやろね。お値段98円の廉価版シーフードヌードル。本家商品のブランド力を維持したままイオンで安価販売して出荷数を確保、調達から流通まで含めてコストダウン。計算されつくしたたビジネススタイルなんやろね。さて、お腹が満たされたところで仕事を始めまひょか。自分の仕事でも少しは計算してコストダウンせにゃアカンやね。ごちそうさま。