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本体を付属材に乗っ取られし哀れなパンでした。
小振りながら1個273kcalと高熱量の発生源はキャラメリゼという脇役に収まる気のない上面部に鼈甲の如く腰を据える砂糖の塊故に思います。
中心部から側面に掛けて厚みが増しておりバキッゴリッと飴に並ぶその堅さが顎を酷使させ堪らず無言、焦がし色の香ばしさがチラつきますがダイレクトな糖のアタックが強力です。
主役で有るはずのパン生地はその役割りを忘却した呑まれ具合でしたがバター系の風味を有して懸命に存在を示して居りました。デニッシュ系の袋パンに馴染みのヘタり加減な層生地でした。
美味しく頂くにはリベイクの一手間が必須に感じます。