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待ち侘びたんよ。明星から新発売されたカップ麺。中華三昧ブランドの新商品。その名も重慶飯店麻辣火鍋麺。なにをかくそう数ヶ月前に重慶で本場の火鍋を食べてきたんよ。辛かったわいなー。牛脂たっぷりの火鍋スープには大量の唐辛子が浮いとって真っ赤っか。まさに血の池地獄だったんよ。しかも具材をつけるのはタレやなしにゴマ油なんよ。まさに火に油を注ぐ感じ。あまりに辛いもんやから、外国人向けに辛さをおさえたスープもついとるんよ。ワテは頑張って地元の人と同じ辛さで食べたんよ。それで一人前のオトナて認めてもらえたんよ。辛さよりキツかったんは具材。まず牛の胃袋。灰色しとって毛羽だってて雑巾みたいな見た目なんよ。ひぃぃぃ。次に豚の脳ミソ。マンマよマンマ。ウニウニしとって白っぽいピンク色。あにょ〜内臓なら分かるんすけど脳ミソ食べるんすか?マジすか?極めつけはアヒルの血を豆腐状に固めたヤツ。これまたマンマよマンマ。血の色。同席した中国人が親切そな顔して次々とワテの小鉢に運んでくれたんよ。いらんわ!フツーの肉ないんかいっ!て叫びたかったんやけど、接待の場やったもんで笑顔で口に運ぶしなないやん。失神するかと思たわいな。それに比べりゃ明星の火鍋は安心しょ。本場の具材は入っとらんやろから。フタの上に小袋が1つ。金色に輝いとる。重慶飯店 花椒 香りたつひとさじって買いてあるんよ。趣あるやん。熱湯を注いで待つこと4分。小袋のえーとなんや。ひとさじとかゆうヤツをインしたら出来あがり。その瞬間ほわっと芳醇な香りがしたんよ。これこれ。八角の香りやん。重慶の飲食店街は八角の香りでいっぱいだったんよ。ほないただきまひょか。まずはスープから。ズズズ… むむっ!本格的な味やん。本場の火鍋の雰囲気が出とる。さすが明星の中華三昧。そんなに辛くなくて食べやすいんよ。麺は中細のノンフライ麺。コシがあって文句ないわ。具材は豚肉とチンゲン菜と赤ピーマンとキクラゲとニラ。脳ミソ入っとらんでよかったー。コンビニでもスーパーでも見かんかったから通販で買うたんやけど、これまたリピしたいわいな。ごちそさんでした。