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今までの豆大福に疑問
本当は圧倒的な粒あん派。それも、小豆の粒をたっぷり楽しめるヤツ。だけどこれは甘さ控えめこしあん。しかも、丁寧に漉され、粒の名残は全くないなめらかさ。
"もち米の里なよろ"に恥じないコシと弾力。それでいて"ソフト大福"の名に違わない柔らかさ。それがまた、なめらかなこしあんとよく溶け合うこと…。いつもは必要不可欠な粒々が全くないのに、全く淋しくなんてない。それどころか、これはこしあんで正解だとさえ思える。
忘れちゃいけないというより、忘れさせない塩豆の存在。塩豆大福は数あれど、こんなにも豆がおいしいことはあっただろうか。
餅好きを納得させる餅。絶対的な粒あん派も満足のこしあん。そして、豆好きを喜ばせる豆の存在感。今まで食べてきた塩豆大福って何だったんだろう…。