ジャン・イーヴ・ブリアのドメーヌでは、妻と息子とともに、リュット・レゾネ農法を実践。剪定はゴブレ。土壌の大半が花崗岩で、畑は急勾配で水はけがよく、風の抜けもよく、真南に向くため非常に日照条件がいい畑です。ポンプは使用せず、果汁は重力を利用して容器に移されます。19世紀終わりに使われていた木製の圧搾機を使用。圧搾前に果実を大雑把に刻むような工程があり、アロマティックな果汁が得られます。
色は深みがあり、濃いガーネット色です。香りはオードヴィに漬けたカシス、ラズベリー、スグリ、ブルーベリーなどの小粒な果実を連想させます。その他に、乾燥した葉、下草も感じます。最後に、黒と赤い新鮮な果実のヒントが織りなす果実味が際立ちます。濃い色あい。ブラックベリーやマッシュルーム、チェリー・リキュールの香り。口に含むと赤い果実やリンドウの花、ミラベルプラムのアロマがしっかりタンニンを包んでいます。香りが高く、パワフルでありながらタンニンが柔らかい味わいです。肉料理と楽しみたいヌーボーです。