5
カシミールビーフカレーは、黒っぽい、サラサラのものになっていて、カシミールカレーの流儀に沿って、辛めに仕上げられている。これくらい辛いカレーを食べたのは久し振り。カレーとライスが別々に提供されるのも、カレーを少しずつライスに掛けて、舌を慣らす、という目的もあるらしい。カレーを盛った器には大振りにカットされた野菜がたっぷり入っていた。ビーフカレーの名に恥じず、ビーフもたっぷり使われていた(係争地域となっているカシミール地方をインド領と見なした場合、ビーフのカレーは有り得ない筈だけれども)。
ライスは大盛りが可能だったので、そうしてもらった。フライドオニオンがトッピングされ、チャツネが添えられていた。チャツネはフルーティーで、甘さもあり、カレーの辛さを若干緩和してくれた。
3