『沖縄まーさんメシ』の前濱瞳です。※「まーさんめし」とは綺麗になる秘密のつまった”美味しい”の料理のこと。
東京・自由が丘にて創業45年を超える沖縄料理の老舗『なんた浜』を経営する祖母の影響を受けた、食べてキレイになる沖縄まーさんメシ「苦味が和らぐゴーヤと玉ねぎのツナサラダ」をご紹介します!
肝機能・新陳代謝も促進!ダイエットにぴったりな食材
沖縄を代表する夏野菜“ゴーヤ”は、独特の苦味から敬遠されることも多々あります。ダイエットにも最適で、豊富な栄養素の宝庫でもあるゴーヤはどのようなレシピが苦味を和らげてくれるのでしょうか?今回はゴーヤと玉ねぎをメーンに使ったサラダにアレンジしてみました!
(1)ゴーヤに含まれる「ビタミンC」
ゴーヤ特有の苦味の正体は、苦味成分“モモルデシン”です。その苦さからゴーヤを敬遠する人も多いですが、モモデルシンには肝機能を高め、血糖値を下げるといったダイエットの強い味方となる作用が含まれています。また、ゴーヤにはビタミンCが、トマトやきゅうりなど他の野菜に比べて豊富に含まれています。しかも通常、熱で壊れやすいとされるビタミンCですが、ゴーヤに含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくい特性から、様々なレシピへアレンジしやすい食材といえるでしょう。
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(2)辛味成分「硫化アリル」が玉ねぎの魅力
玉ねぎを切った時に、鼻がツンとして涙が出るのは、辛味成分と臭い成分の“硫化アリル”が気化することで、目や鼻の粘膜を刺激して起こります。しかし、この硫化アリルが脂肪の吸収を抑えてくれる効果によって、玉ねぎはダイエットに良い食材として有名です。硫化アリルは血液中のブドウ糖代謝を促進し、血糖値を下げる働きがあることで知られています。生で食べると硫化アリルがビタミンB1の吸収を高め、新陳代謝を活発にしてくれます。コレステロールの代謝をアップする独特の辛味成分が、血液をサラサラにしてくれるのです。玉ねぎには他にもビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCやカリウム、亜鉛にリンといった成分などをバランス良く含んでいます。
ここに「ポッカレモン100」のビタミンCをプラスします。
ゴーヤの下ごしらえ方法
それでは実際に、ゴーヤの下ごしらえ方法を見てみましょう。
1:ゴーヤをよく水洗いします。両端の“へた”を切り落とします。
2:ゴーヤを縦に半分に切ります。
3:スプーンを使って、中の種とワタをくり抜きます。
4:料理にあわせて太さを調整してカットしていきます。苦味を和らげたい時は薄めの2mm程度にスライスするのがオススメです。
ではレシピをご紹介します。
☆沖縄まーさんメシ「ゴーヤと玉ねぎのツナサラダ」
材料(2人分)
・ゴーヤ 1/2本
・玉ねぎ 1/2個
・ツナ 1缶
・塩 小さじ1
・黒こしょう 少々
・醤油 小さじ1
・マヨネーズ 大さじ2
・レモン汁 大さじ1
・ごま油
1:玉ねぎ1/2個を薄切りにし、水に10分程さらした後、ざるにあけて手でよく水気を絞りましょう。
2:ゴーヤを1/2本に切り分け、縦半分に切った後、スプーンで種を取り、2mmぐらいの薄切りにします。フライパンにごま油をひいて、中火でゴーヤが鮮やかな緑色になるまで炒めます。よく炒めたらお皿に取り、熱を冷まします。
3:水気をよくしぼった玉ねぎと、ツナをマヨネーズとあえます。味を見ながら醤油、塩で味を調えます。
4:さらにゴーヤを混ぜます。味を見ながら、レモン汁、黒胡椒で味を調えたら完成です。
ゴーヤの苦味を抑えることができ、レモン汁の酸っぱさがサッパリさせてくれます。ツナ缶も低カロリータイプを選べば、食材のカロリーを抑えることができるでしょう。