6
凄麺シリーズは凄味噌だ!
気づけばすっかりニュータッチ凄麺マニアになってもうた。こうなるならアソートを買っておけばよかったと思う反面、お店で新たな凄麺を発見して買う楽しみも捨てがたい。実際、つい先日近所の酒屋で凄麺シリーズの割引セール品を発見してしまった。思わず複数お買い上げ。酒屋に何を買いにきてんねん状態だった。そのとき買ったうちのひとつがこの札幌濃厚味噌ラーメン。スープにこだわった商品だという。実は以前から不思議に思っていたことがある。日本三大ラーメンといえば札幌と喜多方と博多だが、三大味噌といえば仙台と信州と八丁だ(諸説あるが)。美味しい味噌の都道府県ランキングで北海道は第23位らしい。そんな北海道札幌でなぜ味噌ラーメンが生まれ全国一にまで上り詰めたのか。いろいろ調べてみると、北海道は寒冷地ゆえに本州と同じ方法ではいい味噌ができず、長期熟成や切り返しが必要だった。その結果、濃厚な味噌が出来上がったのだという。興味深い話だ。その北海道味噌に香味野菜が溶け込んだ豚骨スープとラードを加えて作り上げたのがこの商品だそうな。フタを開けるとコーンやネギなどの具材を収めた小袋のほかに液体スープともやしが入っている。最初に具材を入れてから熱湯を注いで5分、液体スープともやしを投入すれば出来上がりだ。まずはこだわりのスープをいただく。うーん美味しい。信州味噌ほどの感動はないけど実に美味しい。濃厚といってもトロミのついたドロドロな濃厚ではない。薄っぺらい味ではなくコク深いという意味での濃厚だ。いわば「濃く深い」だ。なんつって。いやホント、凄麺というより凄味噌といってもいいくらいだ。だがやはり凄麺のウリであるノンフライ麺は捨ておけない。この麺あっての濃厚味噌なのだ。まさにベストマッチ。学生時代にバイクで何度も北海道をツーリングしたけど、大自然が見られる道東ばかり旅して、札幌で味噌ラーメンの食べ歩きなんかしなかった。もったいないことした。だがしかし、幸せなことに今や「けやき」や「すみれ」など名店とコラボしたカップ麺が出てる。それらを食べ比べて好みの味を探して、いつか札幌へ行ったら本物を食べてみたいものだ。夢は膨らむ...