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不思議だけど美味しい組み合わせ
コレは日清から今月新発売されたカップ麺。まねきのえきそば天ぷら。姫路駅名物やて。いわゆる「駅そば」のルーツは明治後期に軽井沢駅で始まった駅構内で蕎麦を提供するサービスらしいんやけど、姫路の「えきそば」は終戦まもない頃に「まねき食品」という会社が材料や丼を列車で姫路駅に運んでそのまま販売したのは始まりなんやて。それをイメージしてカップ麺にしたのがコレ。以前は近畿地方限定だったんやて。さて、フタを開けると小袋が3つ。粉末スープと天ぷらと一味唐辛子。粉末スープだけやなしに天ぷらも先入れするんやて。わざとフニャフニャにする作戦やね。熱湯を注いで4分。一味唐辛子をインすれば出来上がり。つゆの透明度が高いから西日本風やろね。東日本風ファンとしてはチョッチ心配。ほないただきまひょか。まずはそのつゆから。ズズズ... ん!うまい!鰹だしの旨味たっぷり。しっかりした味付けで薄っぺらくないんよ。カップ麺の中には単に薄味にして関西風みたいな商品もあるけど、これは出汁をきかせたちゃんとした関西風やね。麺なんやけど、太めでもちっとしてて、うどんというか、ラーメンに近い感じがするんよ。ってフタを見たら「和風だしに中華めん」って書いてあるんよ。どゆこと?フタ裏の説明を読んだら、発売当初はうどんのような麺だったけど、時間がたつとのびておいしくなくなるので、かんすいを入れた中華麺にたどり着いたんやて。なるほどそういう経緯があったんやね。一瞬あれ?って思うけど、慣れてくるとコレはコレでありやん。具材は天ぷら。ほとんど衣で、ちっさいエビがチロリンと入っとるんよ。先入れでふやかして天かすみたいにして食べる前提だからコレでもええと思うんよ。こんな感じで、西日本風やからという心配をよそに、いぜ食べてみると鰹だしの旨味たっぷりの美味しい天ぷらそばやったんよ。満足でやんした。西日本バンザイ!ごちそうさまでした。