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上品で繊細
今回いただくのは素麺。その名も小豆島手延素麺協同組合のあったか手延べそうめん。数年前に小豆島へ行ったんよ。もち素麺を食べたわいな。名産やもんね。美味しかった。それまでは素麺といえば揖保乃糸と三輪素麺だと思ってたんよ。小豆島の素麺も有名なんやね。実際に小豆島へ行ってみるとオリーブオイルと醤油も名産品として売ってたわいな。搾りたてのオリーブオイルをパンにつけて食べたり、醤油アイスクリームなんていう怪しいものを食べたりしたんよ。あと二十四の瞳映画村なんてのもあったわいな。ありま、話があっちこっち行ってもうたがな。素麺といえば暑い夏にキンキンに冷やして食べることが多いけど、あったかいのも美味しいんよね。たまに味噌汁に入れたりするんよ。具材が少なくても素麺が入ると食べごたえあるし。では早速いただきまひょか。フタを開けると袋が3つ。大きな袋にアンタ、なんと素麺が入ってるんよ。湿気んないようにかいな?素麺を大事に扱う意気込みを感じるやね。素麺をカップに開けて具材をのせてと。熱湯を注いで3分。めんスープを投入すればできあがり。具材はカマボコとワカメだけのシンプル構成。磯の香りがフワーっと上がってくるんよ。ではいっただっきまーす。めんスープから。ズズズ... まぁお上品だこと。薄味の中に昆布や鰹の出汁が感じられるんよ。このスープ、なんとノンオイル。油は一切浮いてない透き通るスープ。おすましみたい。素麺は言わずと知れた極細麺。とても繊細。フニャフニャしてなくてしっかりした歯ごたえがある。さすがは組合自慢の素麺やね。スープが薄味だからカマボコやワカメの味もしっかり感じられるんよ。なんか濃厚コッテリ系の自分がこんな薄味の素麺を食べてるなんて意外なんやけど、たまにはこーゆーのもいいわ。有難い日本の朝でござんした。
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